Natural Earthは世界各国の無料のベクターデータを提供.ここでは,世界の所得分布,ヨーロッパ州の人口分布を示す.世界の所得分布については,座標参照系を変えて,地図を描写する方法も紹介.
install.packages("rnaturalearth")
.ライブラリ:sf
,tidyverse
,rnaturalearth
世界地図の読込
世界地図を可視化.1
ne_countries()
で読込.
sf
クラスを指定.scale
)はmiddle
を指示.World_map
と名付ける.とりあえず,世界地図を可視化.
データの中身
上の表を右側に進むと,所得を階級分けした列(income_grp
)が現れる.
完成図形
color
)は白(white
),線(size
)の太さは0.001
に指示.legend.position="bottom"
)し,2行にする(guide_legend(nrow=2)
).caption
).座標参照系(CRS)をESRI:54030に変更し,世界地図に所得分布を可視化.
coord_sf()
にcrs
をESRI:54030
に変更するように指示.ggplot()+
geom_sf(data=World_map, aes(fill=income_grp),
color="white", size=0.001)+
scale_fill_viridis_d(option="G")+
labs(fill="所得グループ",
caption="出典:Natural Earth")+
ggtitle("世界の所得分布(ロビンソン図法)")+
theme_bw()+
coord_sf(crs=st_crs("ESRI:54030"))+
theme(legend.position="bottom")+
guides(fill=guide_legend(nrow=2))
coord_sf()
にcrs
をEPSG:8859
に変更するように指示.ggplot()+
geom_sf(data=Asia_Pacific_map, aes(fill=income_grp),
color="white", size=0.001)+
scale_fill_viridis_d(option="G")+
labs(fill="所得グループ",
caption="出典:Natural Earth")+
ggtitle("世界の所得分布(アジアー太平洋中心)")+
theme_bw()+
coord_sf(crs=st_crs("EPSG:8859"))+
theme(legend.position="bottom")+
guides(fill=guide_legend(nrow=2))
ヨーロッパ州の選抜
世界地図からヨーロッパ州に属する国を切り抜く(filter()
).
continent
の列.
Europe_map
と名付ける.ヨーロッパ州地図
国名(英字2桁の国名コード)を記した地図を作成する.
R
言語のコードは示さない.人口分布
上の表を右側に進むと,人口(人)を示す(pop_est
)が現れる.
ggplot()+
geom_sf(data=Europe_map, aes(fill=pop_est/1000000),
color="white")+
scale_fill_viridis_c(option="G", direction=-1)+
labs(fill="百万人",
caption="出典:Natural Earth")+
ggtitle("ヨーロッパ州の人口分布")+
coord_sf(xlim = c(-25,50), ylim = c(35,70))+
theme_bw()
参考ウェブサイト
私たちのR: ベストプラクティスの探究–20.11.1 世界地図(アクセス日:2022-08-14)
World Map–Basic Example(アクセス日:2022-08-15)
Rによる地理空間データの可視化
Natural
Earth(アクセス日:2022-08-15)のウェブサイトからシェープファイルをダウンロードすることもできる.( > Downloads > Medium
scale data, 1:50m > Cultural > Admin 0 –
Countries > Download countries (781.78 KB) version
5.1.1).この場合は,read_sf()
でシェープファイルを読込.↩︎