世界銀行のオープンデータサイト(World Bank Open Data)には世界各国の経済,気候変動貧困,健康,教育,ジェンダーなどに関する約8000の開発指標が無料公開されている.ここでは,Natural Earthの世界地図に世界銀行の指標(平均寿命と出生率)を表現する.
install.packages("WDI")
.ライブラリ:sf
,tidyverse
,rnaturalearth
,WDI
世界地図の読込
詳細はNatural Earthの地理空間データの可視化参照.
ne_countries()
で読込.
sf
クラスを指定.scale
)はmiddle
を指示.World_map
と名付ける.指標の選択とデータフレームの作成
R
パッケージを利用しているため,指標そのものをダウンロードする必要はない.ただし,指標名が分からないと,指標を可視できない.そこで,次のように世界銀行のオープンデータサイトから指標名を探す.
?
の前のSP.DYN.LE00.IN
をコピーする.Life_expectancy
と名付ける.
WDI()
を利用.指標(indicator
)としてSP.DYN.LE00.IN
を利用することを指示.extra=TRUE
のオプションを付けることで,その他の情報もデータフレームに加わる.オプションを付けない場合,最小限の情報.2020
のみを使用することにする.そのために,最初(start
)と終わり(end
)の西暦を指示.#使用する指標
Life_expectancy<-
WDI(indicator="SP.DYN.LE00.IN", extra=TRUE,
start=2020, end=2020)
#列名の変更
Life_expectancy %>%
rename(life_ex=SP.DYN.LE00.IN) ->
Life_expectancy
データの中身
データの結合
世界地図(World_map
)と平均寿命データ(Life_expectancy
)を結合.
left_join()
)し,Life_ex_map
と名付ける.
World_map
ではLife_expectancy
ではiso_a3
.完成図形
完成図からは南極大陸(ATA
)を削除する(好み).
aes(fill=life_ex)
).color
)は白(white
),線(size
)の太さは0.001
に指示.legend.position="bottom"
).caption
).ESRI:54030
).同様にして,出生率を可視化.
SP.DYN.TFRT.IN
.
南アメリカ州の選抜
世界地図から南アメリカ州に属する国を切り抜く(filter()
).
continent
の列.
SA_Life_ex_map
と名付ける.南アメリカ州地図
国名(英字2桁の国名コードiso_a2
)を記した地図を作成する.
完成図形
コードは繰り返しのため省略.
完成図形
参考ウェブサイト
Introduction to mapping in R(アクセス日:2022-08-15)
How to Download World Bank Data in R-Studio(アクセス日:2022-08-15)←YouTube動画
Rによる地理空間データの可視化